- Shuori
3日連続シネマ(2)
2日目!
2020/1/30......🎥

原題:「Royahaye dame sobh」
イランの少女更生施設のドキュメンタリー。
一見、このポスターをみたら、綺麗な話のドキュメンタリーのように感じる。しかし、実際はとても酷く、残酷な現実を写したものだった。

こちらが海外ポスター。うん、こっちの方が内容にしっくりくる。
「Starless Dreams」
星の無い夢。
産まれたくて産まれたんじゃ無い。産んでと頼んだわけでは無い。
とある少女が発した言葉にこんなのがあった。
「産んだんなら責任を持て。育てられないなら産むな。」
ここに暮らしている少女たちは、みんな反抗期で悪ぶっているんじゃない。そうするしか、生きることができなかった。親から見放されたり、虐待、親族による性的虐待、また親がドラック常用者でドラックに関わってしまった・・・。
そしてほとんどの子が釈放されることを望んでいない。いや、自由になりたいが、その家族のもとに帰りたくない。もしくは家族が引き取ってくれない。
ここにいる子達はティーネイジャーだ。なのに会話がティーンじゃない。十数年生きただけなのにもう人生に諦めを覚えている。
そして男尊女卑の社会。少女が修道士に問いをかけた。
「なぜ、男が女を殺すよりも女が男を殺す方が罪が重いのか?」
それに修道士は「それが社会だ」と、説いた。何も助けになっていない。
宗教上の男女の差があるのだろうけども、今はもう2020年。世界の様子も簡単に見ることが出来る世界。自分の意見を持つことが普通の世界・・のはずなのに。
今だに、生きる環境に苦しむ人たちはたくさんいるということ。
それはきっと、0にはならないのだろう。
もっと、もっと、なんとかならないだろうか。
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